就労移行支援のメリット・デメリット

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
就労移行について

はじめて就労移行支援の利用を考えるとき、

そのメリット・デメリットが気になるところです。

就労移行に通うことで得られることと、

後悔したという人の声、また

就労移行を上手に活用する方法について解説しています。

では、どうぞっ!

障がい者の就職を支援する就労移行支援事業所 Cocorport

【メリット】就労移行に通うことで得られること

就職を目指して通うのだが・・・

就労移行に通う際の目的は、「就職」です。

それも、福祉就労ではなく、一般企業への就職が

目指すところとなります。

あなたが、現時点では一般就労か福祉就労か、

どちらが自分に向いているのか決めかねている

という状態で、就労移行に通う場合には注意が必要です。

入所の段階で、支援者の側もその思いを理解し、

支援計画を立てていれば良いですが、

こちらの意図が伝わっていない場合は、

一般企業への就労を無理強いされたと感じるような

対応を受ける可能性があります。

前提として、就労移行の行う支援は、

一般企業への就職を目指す方へ向けたものです。

その点は理解しておきましょう。

厚生労働省のホームページで紹介されているデータによると、

就労系障害福祉サービスを利用して一般企業へ就職した人は、

令和1年が2万人を超えていたとのことです。

利用する方と支援する側の目的が一致した状態で

通所することで、得られる効果は最大になるはずです。

※上記の就労系障害福祉サービスには就労移行支援以外に、

 就労継続支援A型、B型も含まれます。

長く安定した就労のために

就労移行支援を利用して就職すると、

就職から6か月間、職場定着のための支援を受けられます。

元支援員の立場で言うと、この定着支援こそ

就労移行を利用する上で大きなメリットだと思っています。

就職の選考段階で、面接や実習を通して

企業の側も採用する方の特性を理解する努力をしています。

その上で、採用後の仕事内容を調整しますが、

やはり、実際に働きはじめてから分かる

難しさというものが、お互いにあります。

そのとき、ご本人と企業の間に入って

仕事内容や現場でのコミュニケーション方法など、

細かな調整をサポートします。

働きはじめは、その環境に慣れたり人間関係を築いたりと、

気が張って疲労を感じる要素が多いです。

その中で、今まで通所していた就労移行の支援員から

変わらず支援を続けられることは、大きな安心感に

つながることでしょう。

【LITALICOワークス】

経験値を積むんが、大事や!

・・・急な関西弁、失礼いたしました。

しかし、実際に経験するということは、

本当に大事だなと感じています。

正直、お勉強的なことは本を読んだり、

インターネットを利用して身に付けられる部分があります。

でも、「実際に経験する」ということは、

実際に経験しないことには、どうしようもないです。

例えば、まだ就労の経験がないのであれば、

就労移行を通して「職場体験実習」に行くことで、

気付けること、学べることがたくさんあります。

また、「週5日間、同じ時間に休まず就労移行に通所できた」

という経験を、1か月、3ヶ月、半年・・・と積んでいくこと。

これもとても大切です!

「週5日間って、これくらい疲労感が残るんだな」

「休みの日にリフレッシュできる方法を持っておいた方がいいな」

「環境に慣れるまでは週3日くらいが妥当かな」

などなど、色々なことを感じると思います。

利用者さんから、

「自分で決めた日数、休まず通えたことが自信になった」

という声を聞いたこともあります。

念のためお伝えしますが、週5日間というのは一例です。

みんなが、フルタイムの就労を

目指さなければいけない訳ではありません。

経験してみることで、自分にあった時間数を理解していきましょう。

【デメリット】就労移行を利用して後悔した人の声

例えば、こんな声があります。

  • 身体障害者に対応した設備がなかった
  • 就職率に「非正規雇用」もカウントしていた
  • 他の利用者からストレスを感じた
  • 講座内容に学びたいこと(レベル)がなかった

それぞれ、解説していきます!

身体障害者に対応した設備がなかった

施設の充実度に関しては、入所前の問い合わせの段階で

すり合わせをしておきたいですね。

参考としては、事前に事業所のホームページで、

利用者の障害種別を見ておくと、

どのような障害を持った方が多く通っているのかを

知ることができます。

聴覚障害専門の就労移行支援【atGPジョブトレ 聴覚障害コース】

就職率に「非正規雇用」もカウントしていた

多くの就労移行では就職率に対して、

正規雇用と非正規雇用を区別はしていません。

また、非正規雇用で就職をして、

後に正規雇用になる場合もあります。

正規雇用を目指している方は、

はじめの面談の段階で、その希望を伝えておきましょう。

更に、なぜ正規雇用を希望しているのか?

という理由や、他の労働条件と比べて、

正規雇用であることの優先度はどのくらいか?

についても明確にしておくと、

就職活動がスムーズに進みます。

他の利用者からストレスを感じた

もしも、他の利用者から暴力や暴言を受ける

ということがあれば、支援員や管理者に

適切な対応をしてもらう必要があります。

また、就労移行には多様な障害を持つ方が通いますし、

年齢も65歳未満と幅があります。

実際に事業所の見学や、一日体験などに参加し、

他の利用者さんとの距離感も知っておいた上で、

納得できる事業所を選ぶようにしましょう。

講座内容に学びたいこと(レベル)がなかった

通い始めてから、「満足できるレベルでは無かった」となるのは

非常に残念なことです。

ぜひ、初めの面談の段階で、ご自身が目指しているレベルを

具体的に伝えるようにしましょう。

事業所によって、力を入れている部分が違います。

資格取得の支援を行う事業所もあれば、

多様な企業への実習を実施している事業所、

自己理解を深めることに重きを置いている事業所など。

複数の事業所を見比べて、

自分の目的にあったところを選びましょう。

Webスキルを身につけ、働き方に自由を【atGPジョブトレIT・Web】

就労移行を上手に活用するために!

就労移行に通うことでメリットを感じている人は、

就労移行に通う目的が、受けられる支援の内容と一致している人

といえるでしょう。

通う目的と受けられる支援にミスマッチがあると、

「就労移行に通ったけど、意味がなかったな…」となります。

このミスマッチは、入所を決めるまでの時間で

解消できる可能性が高いです。

就労移行を決める際には、

以下のポイントを覚えておいてください!

  1. 事前に通所する目的をまとめておく
  2. 複数の事業所を見比べる
  3. 見学や体験に参加してから決める

また、事業所で面談を受ける際には、

ご家族や信頼できる支援者に同行してもらいましょう。

同行してもらう方に、あなたが通所する目的を

知っておいてもらうと、事業所選びについて

的確なアドバイスがもらえるはずです。

あなたが目指す未来へ向けて、

同じ方向を向いた支援が受けられる事業所で

訓練が受けられるよう、応援しています。

そのひとりの「働きたい」にこたえる。【LITALICOワークス】

コメント